日記とも月記とも呼べない何か。

かといって年記でもない。

そして。

今日は仕事中ずっとシロップのアルバムの事を考えてしまった。
出るのはため息ばっかり。

この先はかなり言いたい事を言ってますので隠します。
嫌な気持ちになってしまう人もいると思うので。
このアルバムを聴く前も聴いた後もシロップを好きな気持ちは変わりません。
だから思った事は全部記録しておく。


なぜにこうもなんとも割り切れないものが出来上がってしまったのか。

アレンジに複数の人を起用しているあたりから嫌な予感はしていました。でも自分達ではもう煮詰まって、誰かの手を借りないと作れない状態だったのかなと思っていました。
いざ蓋を開けてみると、悪い予感は的中してしまった。


やっぱり私は「coup d'etat」や「HELL-SEE」のような尖ってヒリヒリして世間に唾を吐いている捻くれ者のシロップが好きで、もうそれ以外は受け入れられない。それを現実として突きつけられた事にショックでした。こんなありきたりのメロディと歌詞と、借り物みたいなアレンジなんてシロップじゃない…。
曲が進むにつれてだんだん「ちょちょちょちょっと待って!」という気持ちが強くなってしまいました。

もちろん全部がそうではなくて、やっぱり五十嵐さんだな、と思う歌詞やメロディは所々ある。
でも、本当にこれでいいの?と思ってしまう。私は納得できない。
これはもう解散でも仕方ないって事に納得はしたけど、こんな投げやりな納得の仕方は納得できません。
訳がわからなくてごめんなさい。
「まだまだこんなにやれるのに解散なんて嫌だ!」と思わせて欲しかった。
自分が思うよりシロップに抱いていた幻想は強かったと思い知らされました。
型にはめすぎなんでしょうか。
でも最後だからこれでいい、という気持ちには到底なれません。


「Mouth To Mouth」が出た時も同じように、変わったと眉をひそめる人は多かった。
でもあの中にはちゃんとシロップとしての芯があったから、私は大好きだ。
このアルバムとは似て非なるものだと思う。



帰宅したけど2回目は聴く気にならず、APOGEEの「Touch in Light」を聴いています。全ての楽器の音が生き生きして一音一音が際立ってまぶしい。来るべき音が来て、入るべき音が入ってる。ボーカルも歌詞もメロディーもアレンジも全て絶妙なバランス。かなりのお気に入りになっています。
今最高の状態なんだろうな。頑張って欲しい。バンドはやっぱりこうでなくちゃいけないよな…。


武道館はもちろん行きます。
シロップは大事な存在である事に変わりはないので。
でもこのアルバムは、今は無理。