JAPAN
仕事から帰ってきてすぐに読んだ。
野音以降の迷走していた訳はわかったし、疑問は晴れた。
syrup16gを続けていく事はもう本当に無理、限界なんだっていう事、本当によくわかった。
でもこの、後に残る虚しさはなんだろうか。
印象に残ったのは五十嵐さんの中畑さんへの思い。
「もう俺に気ぃ遣わなくていいよ」
この一行見てなんだか悲しくなりました。
そのくだりまでは割と冷静に読めたんですが。
おんぶのエピソードにもうるっときた。
なんで私はあの場にいながら見てなかったんだ・・・orz
一度止まった歯車をまた元に戻すのは難しい、というのはもの凄くよくわかる。
シロップの音楽は五十嵐さんそのものだったわけだから、その本人が止まってしまったらバンドはもうおしまいな訳で…。
もちろんシロップが終わってしまうのは悲しいし、正直に言うと終わってほしくない。
でも、このまま中途半端に続けて、自分の思う理想の形でできない位なら辞めた方がいいという気持ち。
なんだか頑固というか、わがままなのか、とにかく音楽に対して、自分が生み出すものに対して誠実でありたいって事なんでしょうね…。
やっぱりあの人は向いてない。
こんなバンドがこの音楽業界で生き残れる訳がない。
だから五十嵐さんを信用できたし、その音楽は心に沁みたんだと思います。
しかしこれNHKホールの翌日にインタビューしてるんですよね。
それにしては冷静な感じがする。だいぶ前から決めていたんでしょうね。
もう少し時間が経ってからの五十嵐さんの話も聞きたいと思う。
なんだか支離滅裂な文になったな。