日記とも月記とも呼べない何か。

かといって年記でもない。

ハウルの原作。

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉


この間放映された「ハウルの動く城」を見るまで
てっきり宮崎駿のオリジナルだと思っていたら原作があったんですね。
映画は不可解な部分が多かったので原作を読んでみました。


・・・・・・これから読む予定の方は見ないで下さい。


小さい頃魔法やらファンタジー物が好きだったので
わくわくしながらあっという間に読んでしまいました。面白かったです。
映画で何も語られていない部分がちゃんと書いてある。
映画は背景に戦争が絡んでいますが、原作は全く無し。
そのせいか、半分過ぎまで特に劇的な展開はなかったのですが、
終盤一気に展開がめまぐるしくなります。
映画より先に読みたかったなあ。
ソフィーが結構気の強い性格なのですが、こっちの方が好きです。
ハウルもひょうひょうとしていてつかみ所のない感じが良い。
もっと人間臭い感じ。
映画のハウルはなんだか出来すぎです。木村拓哉もはまりすぎでイヤ。
私的には映画も原作も、やっぱりカルシファーがお気に入り。
声はもちろん我集院達也で(笑)。



登場人物はどうしても映画のイメージが強すぎて、
純粋に入り込めなかった気がします。映像ってずるいよなあ。
自分なりにこの人物はこんな人かなあとか色々想像したかった。



映画は完全に宮崎ワールドですねえ。
「千と千尋」っぽいところがありましたね。
特に最後の方で傷付いたハウルが倒れて鳥の姿から元の姿に戻るところなんか
ハクが竜の姿から元の姿に戻る所とそっくりだ。
個人的にはハウルが戦争に参加してる場面を見て「最終兵器彼女」を思い出してしまった。
戦争に行くたびに姿がだんだん大きくなって獣に近づいてるあたりが、
兵器として進化していくちせみたいで。
原作と映画は全く別物と考えた方が良さそう。
でも以外に原作に忠実な部分もあったりして。


次はゲド戦記を読んでみようと思います。
今度は映画を見る前に。



宮崎作品の中ではラピュタが大好きなんですが、
こないだトトロも久々に見たけど、泣いた!
なんだろう、このすがすがしい感動は・・・。