癒しの蟲。
思わず大人買いしそうになってやめた(笑)。
とりあえず現在2巻まで。結構前の作品なんだな。
何年か前にオダ○リジョーが主演で映画化するって時に初めて知った。
不思議なタイトルだし、何だかちょっと面白そうだと思ったけどそのままになっていた。
で、最近急に思い出したというわけだ。そして思い出した時には既に乗り遅れている。
私は結構こういう事が多い。シロップ然り…。
物語は単なるファンタジーとも違うし、主人公はヒーローでも正義の味方でもない。
派手さは全くない。感動するとかそういう単純なものでもない。
ハッピーエンドばかりではないし、後味の悪い結末を迎える話もある。
各話の主人公たちはただ一生懸命に生きている。
ただそれだけなんだけど、何だか愛おしくなってしまう。
「それぞれがただあるようにあるだけ」という言葉にハッとさせられた。
色んな事に通じるような気がして。
この作者の方は言葉の選び方も素敵だ。
実は先にアニメを全話見てしまったわけなんだけど、こちらも秀逸。
映像はもちろん音楽に至るまで本当に丁寧に作られていて、製作者は本当にこの作品が好きなんだという事が伝わってくる。
久々に良い作品に出会えた気がする。