日記とも月記とも呼べない何か。

かといって年記でもない。

癒しの蟲。

蟲師(1): 1 (アフタヌーンKC (255))蟲師(2): 2 (アフタヌーンKC (284))

思わず大人買いしそうになってやめた(笑)。

とりあえず現在2巻まで。結構前の作品なんだな。

何年か前にオダ○リジョーが主演で映画化するって時に初めて知った。

不思議なタイトルだし、何だかちょっと面白そうだと思ったけどそのままになっていた。

で、最近急に思い出したというわけだ。そして思い出した時には既に乗り遅れている。

私は結構こういう事が多い。シロップ然り…。

 

物語は単なるファンタジーとも違うし、主人公はヒーローでも正義の味方でもない。

派手さは全くない。感動するとかそういう単純なものでもない。

ハッピーエンドばかりではないし、後味の悪い結末を迎える話もある。

各話の主人公たちはただ一生懸命に生きている。

ただそれだけなんだけど、何だか愛おしくなってしまう。

「それぞれがただあるようにあるだけ」という言葉にハッとさせられた。

色んな事に通じるような気がして。

この作者の方は言葉の選び方も素敵だ。

 

実は先にアニメを全話見てしまったわけなんだけど、こちらも秀逸。

映像はもちろん音楽に至るまで本当に丁寧に作られていて、製作者は本当にこの作品が好きなんだという事が伝わってくる。

 

久々に良い作品に出会えた気がする。