日記とも月記とも呼べない何か。

かといって年記でもない。

見た。

the last day of syrup16g [DVD]
最後の日。
ただ漠然と、大きいなあと思った。
なんだかもう正直言って大きすぎてよくわからない。



良いとか悪いとかそういうもの完全に超えてしまったなあ。
長かった、というより情報量が多すぎて自分の中では処理しきれなくなってる。


あの場所で見たものをもう1回見るというのとはやっぱり違う。
違って当たり前なんだけど、あの日は自分の気持ちが先行していた。
でもこうやって改めて彼らの目線で見ると、全然違う。
3人 vs 1万5000人。
始めの方は双方様子を伺ってる。
でも最後には包まれていた。


最初の方はなんだか心細そうな五十嵐さんが、中畑さんとキタダさんに引っ張られてる感じだ。
でも弾き語り後の「もったいない」からちょっと雰囲気が変わる。
「途中の行方」は必死でもがいているのがビシバシ感じられてひたすら痛い。
この辺りからだんだん五十嵐さんの目が変わってくる。
もじゃもじゃの森でよく見えないけど(笑)目をかっ開いてる時はゾクゾクする。
そして「正常」で五十嵐さんが完全に覚醒して、武道館を支配していく。
実際に見ていた時は「正常」で一気に放出したように感じたけど、こうやって見るとその前から徐々に熱くなっていく感じがよくわかる。


でも「さくら」「ニセモノ」は異物感がありすぎだった。
今まで一緒に過ごしてきたファンを突き放すような「さようなら」にポカーン。
散々歌ってきて「結局ニセモノだった」なんて言われても・・・。
あまりにこの日の3人が最後らしくなくて、この2曲はあの場にふさわしくなかったんだろうな。
五十嵐さんも心なしかなんだか居心地悪そうに歌っていた感じがする。
これもあの日確かにあった事なんだな。でもあの場ではあんまりそう感じなかったなあ。


最後のあの真っ白い場面はDVDでは伝えきれない、
あの日あの場にいた自分だけの大切な宝物だ。


「Reborn」でやっぱり涙が出たんだけど、最後の最後。
3人ともなんっって楽しそうな顔してるんだよ!
そこで涙止まった。


よかったね。
もちろんありがとうなんだけど、
本当によかった。なんだかそういう気持ちになった。
こんなバンドは他にいない。


これは最初から最後まで1曲も飛ばさずに見るべきだと思った。
トイレは済ませて、携帯の電源は切りましょう。(←私はそうした。笑)
確かに、こういうバンドがいたって事を、ファンじゃない誰かに見てもらいたくなる。



その後特典映像も見ました。
3人3様で面白かった。
五十嵐さんは本当におとなしいというか、存在を自ら隠している感じが(笑)。
髪さっぱりして背中伸ばすだけで違うと思うんだけどなあ。
あんなに人を感動させられる事できるんですから、もっと自分に自信持ってくださいよ。
・・・なんて言っても無理なんだろうな。性格だから。
あとファッションどうにかせい。
って結局ツッコミどころは全部おっさんの事だけかよー。


他の2人はバックステージでもいつものお2人で、そのまんまでした。
たいこさんは本当にいつも笑顔でいい人だ。
マキさんはスーパークールベーシストマキリンそのまま。


で。最後のタクシーでの会話。
・・・私は面白かったですよ。
「弾き語りがすごくよかっ・・・」で切れてましたね。
大樹ちゃん(泣)!