三夜と四夜。
syrup16gのCOPYリリース16周年ツアーの広島と大阪公演へ。
遠征なんて何年ぶりだろう。
最後に行った6/1の新木場の印象があまり良くなかったのと、音楽自体に興味がなくなってきてる事もあって、正直あまり乗り気ではなかった。
もともと大阪も行く予定はなかった。
そして結論から言うと、行って本当に良かった。
2ヶ所通して感じたのは、五十嵐さんは今こうしてライブができている事が心底嬉しいんだろうという事だった。
今回特に良かったのが全体の流れ。
ゆったりとした曲はちゃんと聴かせて、アッパーな曲はタイトにまとまっていて、セットリストも含めてこれがなかなか絶妙でメリハリがあって、見ていて途中でダレるという事がなかった。
ここら辺におっさんバンド(笑)の余裕を感じた。
広島は音響があまり良くなくてもったいないところもあったけど、大阪はとても良かった。
そして、COPYの曲を今の五十嵐さんが歌ったらどうなるのかという不安が正直あったんだけど、それは杞憂だった。
とにかく、五十嵐さんの歌がとても良くなっていた。ちょっとびっくりした。
いろんな事を乗り越えてきたゆえの、この人にしか出せない声。
涙腺に来る瞬間が何度かあった。
本当に色々あったけど、これからも色々あるかもしれないけど、シロップは本当に良いバンドになったな。
それが実感できた事が何より嬉しかった。
五十嵐さんは大阪で「最高のリズム隊に拍手を」と言っていた。
この一言が全てだと思う。