日記とも月記とも呼べない何か。

かといって年記でもない。

今日は昨日より素晴らしい日。

f:id:properly16g:20150710000102j:imagef:id:properly16g:20150710134359j:image

患者旅、無事終了。
今日は今まで以上に最初から最後まで色んな感情が湧いてきたし、正直良かった悪かったの話じゃ済まないんだけど、最後にはそんな事はどうでも良くなったし、行って本当に良かったと思えた。それだけでいい。
誰がどんな感想を持とうが、それもどうでもいい。見たくない。
今日自分が感じた事が全てだから、それを壊されるのが嫌なのだ。
変に補正されたりするよりも、このごちゃごちゃの感情のままでいた方がいい。
多分このバンドと付き合ってく限り、この感情は付いて回るんだと思う。
今回はそれだけシロップが確かに目の前にいると強く実感できたライブでもあった。
 
再始動して良かったのか悪かったのかの答えは今はまだ出なくていい。
ちょっとずつ取り戻せばいいと思う。
その姿を見せてくれただけで十分だ。
 
多分これは毎回言う事になると思うけど改めて。
syrup16g、存在してくれてありがとう。

病名はないが、患者。

 

Kranke

今回も例によって聴くのが怖かったけど、これはまた面白いもの作ってくれちゃったなあ。

メロディにも歌詞にも音にもトラップ満載なのでニヤニヤしてしまう。

五十嵐さんは数年間の遅れを取り戻すべく、今はとにかくやりたい事を片っ端からやってその過程を見せていきたいんだろうな。

それを見ていくこっちはドキドキするけど、このドキドキはやっぱりシロップでしか味わえないんだろうなって事を改めて実感。

まだ本調子ではない感じだけど、意気込みは凄く伝わってきた。

これからどうなってくのか先が読めないし不安だけど、楽しみになった。

五十嵐さんには、誰に何を言われようがやりたいようにやって欲しいと思う。

 

 

憧れの北斗星。

にわか鉄子の部屋へようこそ。
 

先日、去年のサンライズ出雲に続いて、ついに念願の北斗星に乗りました。

本当は往路で乗りたかったのですが満席だったので復路に。
 
仕事が終わったその足で羽田空港へ。
f:id:properly16g:20150120124304j:plain
新千歳空港には21:30頃到着。
札幌まで快速エアポートに乗る。
22:30頃ホテルに到着。連勤疲れもあって、ぐっすり就寝。
 
翌日は札幌10:22発のスーパー北斗登別へ。
f:id:properly16g:20150120124028j:plain
地獄谷と登別温泉を堪能した後、登別駅に戻って待つ事40分。
f:id:properly16g:20150120125029j:plain
ここまでがオープニングアクト
 
そして今回の旅の本番、最初で最後の北斗星の旅。
f:id:properly16g:20150119221505j:plain
 
颯爽と現れた北斗星号に早くも興奮。
車内へ。
f:id:properly16g:20150119214437j:plain
 
9号車のB寝台ソロ。狭いけど十分快適。
これだよ、これを待ってたんだよ!
f:id:properly16g:20150119214520j:plainf:id:properly16g:20150119214547j:plain
 
部屋の鍵が記念に持ち帰れるカードキーだったのではしゃぐ(笑)
f:id:properly16g:20150119214657j:plain
 
しばし部屋周辺を探検。
f:id:properly16g:20150119223711j:plainf:id:properly16g:20150119223548j:plainf:id:properly16g:20150119223800j:plainf:id:properly16g:20150119223826j:plain
そして、くつろぐ。
f:id:properly16g:20150119224225j:plain
 
しかし15時間近い長旅なのでゆったりできると思いきや、これが意外と忙しかった。
やり遂げなければならないミッションが色々あったからだ。
って自分で勝手に決めただけなんだけど(笑)
 
まず第一のミッション。
「函館駅で車両の切り離しと連結を見る」
 
21:39頃、函館駅に到着。停車時間は約10分。
f:id:properly16g:20150119230405j:plain
9号車から先頭までとにかく走る!
残念ながら切り離しの作業自体は見ていないけど、DD51さんの勇姿は撮影成功。
道内には非電化区間があるのでディーゼル機関車で引っ張って、青函トンネルに入る前の函館で車両が交換されるっていうのも今回初めて知りました。
 
それはさておき、この方が登別駅に入って来た時、あまりのカッコよさに興奮しました。 
何と言ってもこのフォルム。一気にDD51さんのファンになりましたよ。
ここまで本当にありがとうございました。
f:id:properly16g:20150119214041j:plain
 
そして今度は連結した車両を見るべく最後方にまた走る!(笑)
こちらもすでに作業は終わっていた。
f:id:properly16g:20150119214225j:plain
 
ここからは進行方向が変わって、青函トンネル専用車というこちらの方にバトンタッチ。
いよいよ青函トンネルへ。
f:id:properly16g:20150119215121j:plain
 
第二のミッション
青函トンネル通過を見届ける」
 
青函トンネル通過中、最初はロビーで見ていたのですが、途中から個室へ。
最深部にはブルーやグリーンのライトがあったらしいんだけど、すっかり見逃す。
吉岡海底駅とか竜飛海底駅とか、もしかしたら見れるものだったんだろうか。
いつかリベンジしたい。
 
トンネルを抜けて本州に入ったら、窓から綺麗な星空が見えてちょっと感動。
上段だったから、窓の上がカーブしててよく見えた。
そして心地よい揺れも旅の疲れも相まって、日付が変わった頃には寝落ち。
 
翌朝は6時前に目が覚めて、第三のミッション「食堂車グランシャリオで朝食を食べる」を実行するためにロビーに向かうと早くも長蛇の列。
ダメ元で並んでみたら、運良く入る事ができた。
外の景色は撮れなかったけどちょうど朝日が登り始めていた。
電車の中で揺れながらテーブルに付いて朝食を食べてるっていう感覚が面白かったなあ。
洋定食、食後のコーヒーまでとても美味しかった。
f:id:properly16g:20150119215908j:plain
 
そして、最後のミッション北斗星オリジナルグッズを買う」を残すのみとなった。
 
車内アナウンスで、車内販売はもう自分のいる車両には回ってこない事が判明したので、車内販売のお兄さんがいると思われる車両へ急いで向かって、ストラップを購入。
f:id:properly16g:20150119220418j:plain
前の日の夜、プレミアムなキーホルダーやら小銭入れやら懐中時計やら売ってたけど、すぐに売り切れた様子。
 
そして到着まで外の景色を眺めながらしばしまどろむ。
f:id:properly16g:20150120081334j:plainf:id:properly16g:20150120080707j:plain
 
都内に入ると見慣れた景色が見えてくるけど、同時に旅の終わりが近くなって寂しくなる。
f:id:properly16g:20150120104601j:plain
 
およそ15分遅れの10:20頃、上野駅に到着。
長い間楽しい時間を過ごさせてくれた北斗星とお別れするのが名残惜しくて、前から後ろまでじっくり見てきました。
他にもホームには撮影する人がたくさん。
f:id:properly16g:20150119222106j:plainf:id:properly16g:20150119222044j:plainf:id:properly16g:20150119222030j:plainf:id:properly16g:20150119221152j:plainf:id:properly16g:20150119222021j:plain
 
そして、就寝中で全く気付きませんでしたが、青森でもう一度車両交換して進行方向が変わったんですね。
こちらの方が最終走者でした。お疲れ様でした。
カシオペアの車両ですね。いつか乗りたいけど、カシオペアもゆくゆくは廃止になってしまうんだろうか。
寝台特急が廃止になっていくのは、仕方がないとはいえ寂しい。
トワイライトエクスプレスも一度でいいから乗りたかったなあ。
新幹線や飛行機は速くて便利だけど、味気ない感じがする。
早ければいいってものじゃないと思うんだけどなあ。
f:id:properly16g:20150119222121j:plain
 
旅の最中ももちろんだけど、次はどこに行こうかと考えてる時も同じくらい楽しい。
旅はいいもんです。
 
 
 
 
 
 

シロップって本当に復活したんだっけ?

 まだ再発ツアーから3ヶ月も経ってないのに、既に何年も経ったような気分。
シロップが復活して以降の時間の流れが異常に早くなってる気がする。
もう今年終わっちゃうよ!
 Hurt
このアルバムについて冷静に振り返ってみる。
最初に聴いた時、あまりの軽さと甘さと耳馴染みの良さに愕然としたし、恐れていた事が起きたと思ってしまった。(大袈裟)
でも、結果的には好きなアルバムになった。よかったです。
このバンドに向き合うには、無駄に勇気と精神力が必要なのです(笑)
この先もシロップは色々なタイプのアルバムを作るだろうけど、その過程で相対的に評価が大きく変わっていくと思う。
意図と方向性がハッキリしてるし、復活第一作目として成功してるのでは。
重厚感がないのは確かに物足りないけど、たまにはこんなアルバムがあってもいいんじゃないか。
何よりも、紛れもなくあの3人の音で、しかもキラキラしてて瑞々しくてとにかく楽しそうなので、それで十分。
歌詞が弱いって言われてるみたいだけど、歌詞カードをじっくり読むとところどころ鋭いしハッとする
明るいサウンドと甘い声に騙されちゃいけません。
「軽めの十字架背負い」っていうフレーズなんて最高じゃないですか。五十嵐さんらしい。
この人のこういう言葉の選び方、大好物です。
そしてこのアルバムのハイライトはなんと言っても「stop brain」だと思う。
この曲が聴けただけでも復活の意味があったんじゃないかと思うくらい好きだし、シロップの数ある好きな曲の中でも確実に上位に入る。恐るべし、思考停止!(それなんて妖怪)
もちろん重苦しいシロップにも未練たらたらなので、いつかそんなアルバムも頼みます(笑)
で、再発ツアーはいつ映像化するんでしょうか?
もう燃料切れです。そろそろ燃料投下を。
 
 

今夜もなぜかさだまさし。

最近のバンドそっちのけで、今なぜかさださんが私の中でリバイバルヒットしている。
母親がファンだったので、物心ついた時から家でいつも流れていた。
話によると、ヘッドフォンで真剣に聞いていたとの事。さだまさしを聴く幼児って。
もちろん歌詞の意味なんかわかってなかったんだろうけど、いい音楽だなあっていうのは幼児なりに思ってたんじゃないか。
この間実家に帰った時に久々に聴いたら、これが沁みるのなんの…。
ようやくというか、とうとうその本当の良さがわかる年になってしまったという事か。
どういいのかうまく表現できないんだけど、とにかく風景が目に浮かぶんだよなあ。
「私花集」と「風見鶏」には特に好きな曲がたくさんある。
こんな素敵なジャケットだったってのも今回初めて知った。
リリースされたのは私が生まれた頃。いい音楽は時を超えるんだな。
どこか影があって湿っぽくて(いい意味で)憂いを帯びた音楽が好きなのは、きっとここから来ているんだと思う。
私花集〈アンソロジイ〉

私花集〈アンソロジイ〉

風見鶏

風見鶏

ここはゴールじゃない。

望まれて幸せな復活を果たして、今は祝祭ムードでみんな暖かい目で見てるけど、これで終わりじゃないんだな。
これからが本当の戦いなのかも知れない。
Hurtは復帰第一作目としては相応しい内容だけど、復活しましたっていう挨拶がわりというような特別な感じはするし、
あえて歌詞やメロディを捻らなかったり、本来はこうじゃないというか、とにかく異色なんだなっていうのは五十嵐さんのインタビューからもなんとなく感じられる。
次のアルバムからが勝負だと思う。
過剰に期待するのは嫌なんだけど、生み出してきたものがどれも凄いからそう思わせてしまうんだよね。
でもあまり無理をせず、ゆっくり細く長く活動して欲しい。

祭りのあとの静けさ。

もう1週間経ったのか。
思った事をつらつら書いてみる。
 
 そう言えばsyrup16gを見る時はいつもこんな感じだったなあと思い出す。
目の前にいるのに現実味がなくて、どこか遠いような感覚。
一番大好きなバンドが解散して、しかも再始動するなんて事が初めての経験なもんで、実はまだ心の準備ができてなかったのかも知れない。
結局最後までそんなフワフワした感じだった。それが全体的な感触。
でも、終わった後に友達や今回会えた方々と飲みながら話しているうちに「やっぱり楽しかったなあ、えへへへ」なんて気持ちがじわじわと湧いてきた(笑)
楽しいと思ったのはシロップのライブでは初めての事だった。
そう感じたのはやっぱりHurtの曲のせいかな。Hurtは今では大好きなアルバム。
stop brainは音源と違って五十嵐さんの声が尖ってて歌詞が刺さってきたし(音源も好きだけど)、哀しきshoegazeが予想外にカッコ良くて嬉しい誤算。
大阪ではこれを歌うために来たとかほざいていたらしい「旅立ちの歌」とか。
でも客席は若干地蔵(お前もな)だったのが残念。おっさんごめんなさい。
そして印象的だったのはニセモノ。今の五十嵐さんが歌ってもグッとくる事に感動。
それどころか明らかに熱量がマシマシじゃないですか。
ソニックも翌日もRebornもやらなかったけど、それは気にならなかった。
君待ちとハピネスが聞けた事も嬉しかった。
むしろメビウスゲートが聞けなかったのが残念。くぅぅぅぅ!
落堕のイントロでメビウスゲートのイントロのリフが聞こえてきて、まさかの!?と思ったけどやっぱり落堕だったという。
 
そして、実は私はおっさんの天使の輪と手元ばっかり見ていたんですよ。
ちゃんとソロ弾けるかなあとか(失礼)。
カポの内側と外側を使い分けてるのを見て面白いなあと思ったり。
あと、アコギの時のエフェクターの使い方も興味深かったり。
もうね、なんでたいこさんやキタダさんをもっと見なかったんだろうと。
だから近いうちにリベンジさせて下さい。できればCDJ辺りで。

このバンドがこれからも続いて行くという事が、自分にとってこの上ない幸せなんだという事をようやく実感しているところ。

シロップのおかげでお会いできた方々や再会できた友達にもありがとうです!

追記:
改めて、シロップは楽曲の幅が広いバンドだなと思った。緩急自在。
いつもの相変わらずのシロップ感はちゃんと残ってて、そのまんまパワーアップして熱量が増したという感じだった。
真っ当な進化だと思うし、それが見られた事は純粋に嬉しい。